以前にこのブログでも紹介しましたが、arduino nano v3.0は互換機が格安で買えます。

 

実際安いうえに、普通に使う分には正規品との差は無いと言って良いです。

しかしモーターでも景気よく回そうかと12V電源をvinに接続したところ、燃えました。

arduino nanoのデータシートを見ると、vinは最大6-20V、推奨7-12Vと書いてありますね。

http://www.farnell.com/datasheets/1682238.pdf

 

実は原因は、レギュレータでした。Arduino nanoの正規品では、TEXAS INSTRUMENTSのuA78M05というレギュレータを使っており、入力電圧の最大値は35Vです。

http://www.ti.com/lit/ds/symlink/ua78m.pdf

それに対して僕が買った互換品で使われていたのは、Advanced Monolithic SystemsのAMS1117でした。入力電圧と出力電圧の最大の差は、12Vまで。

http://www.advanced-monolithic.com/pdf/ds1117.pdf

ははあ、こういうところでコスト削減をしているわけですね。usb接続することがほとんどと思われる利用ケースにおいて高機能なレギュレータは必要ないというわけです。合理的ですね。

でもこの条件では3セルLiPoバッテリー(12V)が使えなくて困るのでどうにかしたいです。高い正規品を買うのも嫌です。

ということでレギュレータを交換してみましょう。

データシートを見てみると、正規品のuA78M05と互換品のAMS1117はパッケージこそ同じものの、ピン配列が違いますね。互換品は配線も独自のものになっているようです。

Digi-Keyで「レギュレータ、SOT-223、最大入力電圧15V以上」みたいな条件で探して、ひとつひとつデータシートを見てピン配列を確認します。Digi-Key経由だと送料がアホみたいにかかるので、日本で楽に手に入るものをさらに絞っていくと、STmicroのLD1117S50CTRにたどり着きました:

https://jp.rs-online.com/web/p/low-dropout-voltage-regulators/6869381/

https://docs-apac.rs-online.com/webdocs/0dbd/0900766b80dbda35.pdf

アールエスオンラインで買えて、25個から1個あたり40円ちょっとで買えます。

注文から1-2日で届き、AMS1117と付け替えてみると、12Vでも燃えない!やりました

今後も使っていこうと思います。

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