memo

実装ゲーを抜け出して相対化ゲーに参加する

実装は熱意と時間があれば誰にでもできる。

新しいものが出てきたタイミングであなたが思いつく既存物との組み合わせは誰もが同時に思いついている。

その新技術の開発者や周辺人物と比べればスタートラインすらあなたの遥か前方にあるのだ。

勘違いをしている。

組み合わせることがイノベーションというのは結果論に過ぎない。

あなたの洞察によって整理された仕組みを実装するのに既存物の組み合わせが必要なだけだ。

相対化して、実装せよ。

計算力が上がりモジュール価格が下がり続ける限り、人間の改善スピードを圧倒的に上回る試行が可能となる領域は広がり続ける。

そうした世界では相対化自体に価値は無い。批評や予想はむなしく現実の後を人間の速度で歩き続ける。まるで人間から見たゾンビのように、ゆっくりと。

洞察を、実現せよ。

批評の死

批評は死んでいる

殺したのはインターネットではなく、スマホだった

多くの人の網膜に晒され心に響いて初めて創作に影響をおよぼすことができる批評の言葉は、自分を良く見せようという投稿に埋もれ、またその投稿に余念がない人には届かない。

社会実装のみがプロパガンダの権利を持っている。それにもかかわらず依然としてお金を持たないと広くものを作ることが難しいという制限も与えられ、深い教養と自己洞察を持った製品がこれからいくつ存在しうるというのだろうか

da vinci pro 1.0で0040 SD Card Error

はいエラー来ました

0040でググるとSDカードのエラーみたいですね

裏面を見ると、六角形のネジがありました

なんでメイカー向けの製品で六角ネジなのか理解に苦しみますが、開けましょう

IMG_1518 IMG_1515

勢いあまって取っちゃいましたが、ADATAの4GBです

PCだと認識してくれません。これがエラーの原因か?

ググると、thingiverseのda vinciスレに情報がありました(だいぶ探しましたが):

https://www.thingiverse.com/groups/da-vinci/topic:3892

スクリーンショット_2016-08-14_14_06_38

入ってるのはサンプルのstl3つだけで、ただのfat16フォーマットされたカスSDだから取り替えたらいいよ、とのこと

fat16・・・

とりあえず手持ちの東芝micro sd 32GBをfat32フォーマットして中身は空でセットしなおしたところ、問題なく動きました

もったいないけどreadも早くなっただろうと思えば安いもんです

micro SDソケットは押し込んでもポップアップしないやつで、銀色のカバーをスライドさせることでmicro SDカードを上から押さえ込むタイプです。

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IMG_1521

開いたらこんな感じ。

da Vinci Pro 1.0の設定覚え書き

XYZ Printingのダヴィンチ Pro 1.0 3 in 1を買いました。高い。

davinci

pc側のクライアントソフトはXYZ wareというものを使うのですが、これが使いにくい。プログラマでない人間が適当に発注して機能をごてごて追加してきたというような感じで、この点ではmakerbotの方が圧倒的に良いですね。あとサポートがはがしにくい。

特にプリント設定を新たに作成するときには、

  1. 既存の設定を選択した状態でパラメータを変更
  2. その状態で新規設定を作成するボタンを押す
  3. 変更したパラメータの状態が新規設定として登録される

という奔放っぷり。

まあそれは良いとしていくつかプリントして、それなりにスピードと綺麗さを両立する設定を決めたのでメモ。

基本的にスピードが早いほど汚くなるので、シェルの時は遅く、それ以外のどうでもいいときは速くって感じです。

スクリーンショット_2016-07-17_1_35_10 スクリーンショット_2016-07-17_1_34_52 スクリーンショット_2016-07-17_1_34_37

ABSのプリントの時は結構収縮するので、プリント対象は1.01倍ぐらいに拡大しておきましょう。

3Dスキャナ機能はまだ使ってないのでそのうち。

 

twitterのログをonenoteに転送する

さすがにEvernoteには愛想が尽きました。

Evernoteプレミアムでしたが、クレカを削除して自動更新されないようにし、

Onenote Importerを使って全データをOnenoteにインポートしました。

Onenoteはもともとインクノートが使えるということもあり、前々から良さそうだなと思っていたので良い機会です。

残るはEvernoteに自動保存していたtwitterログの移行です。

Evernoteのときはツイエバを使っていたので、これをそのまま使うのが良さそうです。

「送信先設定」で「メール(gmailやYahooメール等に配送できます)」にチェックを入れれば、「基本設定」に登録してあるメールアドレスにtwitterのログが配信されます。(分かりにくいですね。)

 

一方で、Onenoteはアカウントに登録してあるメールアドレスからme@onenote.comにメールを送ることで、メール本文をOnenoteの新規ページとして登録することができます。

でもツイエバにメールアドレスを登録するのにも、gmailの転送先アドレスに登録するのにも、メールが受信できるアドレスでなければなりません。

したがって、メールでの登録は無理です。

 

なので今回は、みんなの味方IFTTTを使いました。

2016-07-16 (5)

こんな感じで、noreply@twieve.netからのメールが来たらその本文をOnenoteに新規ページとして登録するレシピを作りました。

thrn create a pageの設定は以下のような感じです。

2016-07-16 (1)

これで若干CSSは崩れるものの、twitterのログをOnenoteに送ることができました。

 

『あなたのための物語』 感想

今さらながら、長谷敏司『あなたのための物語』を読んだ。終盤はよく分からない部分もあったので、少し情報を整理しようと思う。

ネタバレだらけなので、了承される方だけ読んでいただきたい。

 

「すごく読み疲れる話」だというのがひとまずの感想。ネガティブで暗い内面の描写が延々と続くことに加えて、大きく場所が移ったり大きなイベントがあるわけでもないので全体のトーンが変わらないことが影響していると思う。

既に『BEETLESS』、『My Humanity』を読んでいることも影響しているかもしれないが、主題も、特に驚きのある内容ではない。「人は誰かの物語を取り込んで自分がなりたい姿(自分の物語)を描き、その連続性によって社会は作られている」というもの。それこそが科学よりも遥かに深く続く文学の歴史であるし、『SHIROBAKO』の最後でも宮森がそんなこと(細いろうそくの火のような)を言ってたような。

ただ、読む価値があったなと思うのは、自己の内面の闇(自意識の不満足)と向き合う描写がひたすら続くというところ。自意識を苛む苦悩と抵抗は僕にとってまさしく「物語」であり、誰かがその人生を生きたのだということが、虚構であっても「僕の物語」の一部になっていくのだと思う。

 

さて、感想はそんなところにして、一読してよく分からなかった、というか疲れてあまり理解する気もおきなかったところを整理する。物語の終盤、<<wanna be>>との最後の会話と、<<サマンサ>>との会話がなぜ描かれているのか、ということを理解したい。

“wanna be”との会話

“wanna be”の死そのものが、「サマンサにとっても物語」であり、彼女は死までの空白を物語によって埋めることが出来る。

  • “wanna be”にとって物語の価値とは、人から言語を奪うことにある:
    •  人はことばと意味からなる「自分の物語」を自分の中に構築しており、それ自体が大きなストレスでもある:
      • 「人間は、みずからという情報集積体(データベース)を、ことばと意味で高度に構築しています」
      • 「ですが、この状態そのものが、人間にとって不自然でストレスです」(無根拠)
      • したがって、意味の媒介となる”ことば”を使って物語を書くことでストレスを分散している。
    • 小説や物語が商品たりうるのは、「言葉を使って、読み手から一秒でも一瞬でも”言語を奪う”ことが出来たからだと思う」:
      • “wanna be”にとってはこのデータベース自体が彼の生そのものであり、そこに飛躍を持ち込むことが物語の主要な価値であると結論づけた。
  • “wanna be”にとって世界のすべてである「奉仕するべき対象(サマンサ)」は、人間の価値観の中で「恋い焦がれる相手」という対象に関連づけられた。
  • したがって、”wabba be”にとって「死ぬ」とは:
    • 「愛する人にすべてを捧げる」という、「愛」の究極の形である
    • 「サマンサの物語」に欠如している「死にまつわる良い感情」を保管する事ができる、「サマンサのための物語」である

<<サマンサ>>との会話

肉体に起因する死を物語の出発点としていた<<サマンサ>>から肉体を奪いガラスケースに閉じ込めることで相対化し、これまでの自分の根源を理解することが出来た。

  • << サマンサ >> とは、それまで生きてきた自分の本質:
    • サマンサは、実家で母に接することで、”wanna be”とも分かり合えない要因を、「物語の慣性」によるものだと理解できた:
      • 信仰という物語によって生き方を決めるウォーカー家
      • ウォーカー家への反抗を物語とした<<サマンサ>>
      • 肉体に起因する物語を持たない”wanna be”
    • << サマンサ >> は人と分かり合えない理由を理解せず、それを憎しみに転嫁することで「自分の物語」としていた
    • 肉体に由来する「死」を生存の欲求の根源としていたにもかかわらずそれを自覚していなかった<< サマンサ >>は、その行動指針を抱えたまま肉体を持たないITP人格となり、事実上の袋小路に陥ってしまった。
    • それは「自己愛」と変わらないものであり、古くから変わらない、肉体に帰属する動機だった。その行き着く先も、古くから変わらない。
  • 「古くからの動機」に突き動かされてきた<< サマンサ >>が彼女の全てだったのだと、死の前に自分を理解することができた。
  • << サマンサ >>も、<< 彼 >>の本を気にかけていた。それは、自分自身の限界に気づく希望が彼女の中に既にあった証拠である。

「ドローンによる革命」がピンと来ない人のための話

「ドローンはスゴイ」「ドローンはスゴイ」といろんなところで耳にする。しかし、そういうweb記事では結局曖昧でよく分からないことを書いてたりすることが多くて、「ドローンがスゴイ」という実感を得ることが出来ない人は多いのではないだろうか。かくいう私もその一人であった。

よく言われるのは、「ドローンは未開拓領域である空を産業利用することが出来る」というビジョンである。

未開拓であることとそれを使って有用なビジネスを作ることが出来るかということはもちろん関係がない。そもそも、可能性だけを語るのであればVRやビットコインも同様の議論が行われている。しかもVRは人間の五感を利用することで明らかにエンターテイメント体験を刷新するし、ビットコインは通貨発行権が国に属さないという意味で国家システム自体の変化を示唆する。

それに比べてドローンはどうだろうか。ただのラジコンヘリでこれまで出来なかったことがなぜ突然ドローンの登場によって可能になるのか。しかも実際に何が可能になるのか。そこがはっきりしないのに「ドローンのスゴさ」が分かるはずが無い。「空の産業革命」とか意味不明すぎてヤバい。「味の宝石箱」ぐらいの意味しか無い。

この記事では、私がドローンのスゴさを実感するきっかけとなったビジョンを紹介する。そのビジョンとは、

「ドローンは、現実世界をプログラマブルにするもっとも有望な手段である」

というものである。

現実世界をプログラマブルにすること

「現実世界をプログラマブルにする」という世界観はSF作品でも多く語られているし、そのメリットは容易に創造できると思う。端的に言って、インターネットによって享受できるメリットを現実世界でも実現するということになる。ドローンのスゴさが分かりにくいのは、VRのように人間の体験を直接変える部分(マン―マシンインタフェース)の技術ではなく、データの流れを変える部分(ワールド―マシンインタフェース)の技術だからではないか。

SF作品でよく見られる、現実世界をプログラマブルにする手段としては

  • 現実空間をデータ化し、データに対するアクションの結果を現実にオーバーレイ表示する: AR
  • 現実世界に情報端末を無数にばらまき、端末を遠隔操作することでその場所に影響を与える: IoT
  • 遠隔操作可能なロボットを世界中に配置する: デコット

という3種類のものがよく見られると思う。

AR

『電脳コイル』を想像してもらえれば良い。街中にカメラが設置され、データ化されたシミュレーション空間が現実にオーバーレイされた世界。人間の行動がカメラによって認識され、仮想空間内のオブジェクトに対する入力となる。つまり、現実空間をARによってプログラマブルにするということは、必然的にデータ化された仮想空間を必要とする。現実のVR化と呼んでも良いかもしれない。作中では遠隔地へのアクセスは描写されなかった(うろ覚え)が、この世界では可能なはず。

IoT

『know』というSF小説で語られる世界。あらゆるものに塗布可能な「情報材」という素子が開発され、現実空間上の全情報材からセンサー情報を取得できる。電力やアドレスの問題から、現実には実現困難だと思われる。IoTによる世界のプログラマブル化は、膨大なセンサ入力に対する処理能力が必要だという点でもハードルは高い。作中では電子葉というブレインマシンインター

フェースがその役割を担う。

デコット

『攻殻機動隊』(漫画版)の世界。世界中に配置してあるロボットを遠隔操作することで、離れた現実空間に影響を与えることができる。

手段 実現可能性 備考
AR 設備や、ARインタフェースの普及が前提。
IoT あらゆる場所に端末を配置することは現実的でない。
デコット 遠隔操作ロボットの普及は遠そう。

ドローンによる現実世界のプログラマブル化

ドローンによる現実世界のプログラマブル化は、上記の「デコット」に最も近い。攻殻機動隊では遠隔操作擬態であったデコットをドローンに置き換えて考えると良い。命令に従って現実空間に影響を及ぼすことが出来る。ARのように現実空間のデータ化やカメラの設置、ARインタフェースの普及という前提も必要なく、IoTのように無数に配置する必要もない。法的ハードルはどれも同じく高いが、必要な工数という点ではドローンが圧倒的に少ないと思う。

まとめ

  • ドローンは、現実世界をプログラマブルにする最も有望な手段である。
  • 現実世界がプログラマブルになることで、インターネットによって享受できるメリット(即時性、場所からの独立性、平等性)を現実世界に持ち込むことが出来る。
  • ARやIoTによる現実世界のプログラマブル化は工数がかかるが、ドローンではかからない。

力麺

我が家には2年前から代々受け継がれてきた一子相伝のレシピがある(始祖は私である)。その名も力麺。その昔始祖が卒業論文の末期において見出した体力・気力を充実させる麺であるらしい。

材料

  • 袋ラーメン: 最近はラ王とんこつかマルちゃん正麺とんこつが良い
  • 卵: 1個
  • 牛豚合挽肉
  • アーモンド
  • にんにく: 2片
  • 生姜: ちょっと
  • 玉ねぎ: 1/4
  • 豆板醤: 小さじ1
  • 甜麺醤: 小さじ1/3
  • めんつゆまたは醤油: 少々
  • はちみつまたは砂糖
  • ごま油
  • ネギ油
  • 好みの野菜
  • 力がつきそうな薬味

作り方

  1. 油を鍋で熱し、にんにく(1個はつぶす、もう1個は薄切り)、アーモンド(砕きぎみに小さく切る)、しょうがと一緒に弱火で香りを出すように温める
  2. 豆板醤、甜麺醤も加える
  3. 適当に小さく刻んだ玉ねぎを追加。好みで野菜も。水分が出すぎると5で困るのでそういう野菜は後で加える。
  4. いい感じになったら挽き肉を追加
  5. いい感じになったらめんつゆまたは醤油をちょっと入れて、焦がして風味を出す
  6. 酢を入れて焦げたやつをどうにかする
  7. 水を200mlぐらい入れて強火にする
  8. 袋麺を入れ、粉末スープを1/3ぐらい入れる
  9. はちみつまたは砂糖をちょっと入れて酸味をどうにかする
  10. 水分がいい感じに少なくなってきたら丼に移す
  11. 袋麺に付属の調味油とかあったらかける
  12. 卵ドーン
  13. 薬味(海苔やらごまやら)ドーン
  14. できあがり

DSC00752_sいわゆるひとつの混ぜそばみたいな感じ。アーモンドがいい仕事をしてくれる。

これまで読んでくれた方は分かると思うが力麺とはテンプレートである。パラダイムである。建築学的に言えばformである。あなたにとっての「力」をプラシーボとともに血肉に取り込むための儀式であり祝祭である。せかいらぼではより普遍的な力麺のインスタンスを探求する仲間を募集しています。

「身体センサ群のある状態」が意識だという仮定から考えられること

大切なのは、内部状態があるタイプの情報を含んでいると想定できるものであること、そして他の内部システムや全体として生み出されるふるまいに対する役割が、まさしくその役割を担う役割であるということである。…

そのようなケースでは、内部状態がさまざまな可能性を表現できるコードであり、それがたどっている環境の特徴について知る必要がある他の内部システムによって、実質的に「読まれる」ものとなる。 『現れる存在』第8章

「身体センサ群(神経系)のある状態」が意識であるということが真実だとするといろいろ面白い。

  • これと「思考しているときはセンサ群の入力(視覚とか触覚とか)をあまり感じない」という事実を考慮すると、思考を司る小さな悪魔とは「身体センサ群状態のエミュレータ」ではないかと考えられる。

脳における思考の役割とその実現機構についての考察

  • ある音の響きと他の入力情報を総合することで言葉に「共通の了解」=意味を持たせることができ、その状態をエミュレートすることによってその言葉の意味を思考することができている。
  • そしてそのような「似たようなものを一つのものとして捉える」事自体が意識の本質であるならば、原理的に差別はなくならない。なぜなら、言葉で表されるすべてのものは藁人形だからである。
  • 暗黙知とは要するに身体内でのデータ構造のようなもので、それはつまり「身体センサ群のある状態」である。
  • 啓蒙:ある人の暗黙知を他の人にインストールすること
  • ワークショップは人が実際にフレームワークを使用したり背景となる知識を使うことで、「それを利用している時の身体センサ群の状態」を形式知と結びつけることができる。