思いが途切れる日を思いながら
夕日に今日を流し込み
濃い緑の陰と海のにおいの中を漂うばかり
きっとこのまま消えていくんだ
ぽつぽつと日々の点をうって、遠く手を伸ばしたあの日を描きながら
雨の日にはもうひとつの世界へ
通学路の水たまりの真ん中のあたりから
日々が走馬灯のように身体を駆け抜け
夜明け前のいちばん綺麗な空が時を刻むようにゆっくり回る
それでも見えるものはなんだろう
涙が出るほど愛おしいこれはなんだろう
これが世界だろうか
なんて社会のちっぽけなことか
日々の営みの無為なことか
そうだ僕はこの世界を描こう
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